Vi/Vim

https://www.vim.org/

vi (ヴィーアイ) は UNIX に標準搭載されているテキストエディタ。 Vim (ヴィム) は vi の発展版で、近年の UNIX 系 OS で vi を打って起動するのは Vim であることが多い。

最低限覚えておくこと

起動時はノーマルモード (編集はできない)。
カーソル移動は (矢印キーも使えるけど) 基本 h: 左, j: 下, k: 上, l: 右でおこなう。
編集は i でインサートモード --INSERT-- に入って行う。インサートモードではカーソル移動はなるべくしない。
インサートモードから抜けるには esc や controlC
:w で変更を保存、:q で終了
:wq や ZZ で保存して終了
:q! で保存せずに強制終了

設定

ノーマルモードで :set <option> もしくは ~/.vimrc

c.f. https://github.com/ymat2/dotfiles/blob/main/.vimrc

`vimtutor`

vim の操作を習得するための練習問題付き教材。 vimtutor で起動する。

カーソル移動: h, j, k, l (左、下、上、右); ▲, ◀︎, ▶︎, ▼
起動と終了: esc でノーマルモードへ; :q! で保存せずに終了; :w で変更を保存、:q で終了; :wq で保存して終了
テキストの削除: x でカーソルの右側の文字を削除
テキストの挿入: 編集箇所まで移動 (インサートモードでも移動できるけどしないつもりで); I でインサートモードへ; 編集したら esc や controlC でノーマルモードへ
テキストの追加: 編集行まで移動 (行の上ならどの位置でも OK); A でインサートモードへ。カーソルは末尾に移る。; 編集したらノーマルモードへ
削除コマンド (オペレータ): 削除したい箇所の”先頭”にカーソルを移動; dw で空白を含む単語の末尾まで; de で空白を含まない単語の末尾まで; d$ でカーソル位置から行末まで
モーション + カウント: w、e は単体でカーソル移動コマンドとして機能する。; 数字と組み合わせて使用できる。; 2w で2単語先の語頭へ; 3e で3単語先の終端へ; 0 で行頭へ
オペレータ + カウント + モーション: d2w でカーソル位置から2単語削除
行の削除: 削除する行にカーソルを移動 (位置はどこでもOK); dd で行を削除; 2dd で2行削除
操作のやり直し: u で直前の操作を取り消し; U で行全体の操作を取り消し
行の貼り付け: dd で行をカット; 貼り付けたい位置のひとつ上の行へカーソルを移動; p で貼り付け
置換 (使う場面ある？後述する s///g で十分な気もする。): 置換する文字の先頭にカーソルを移動; r置換先の文字 で置換
変更: ce でカーソル位置から単語の終わりまでを削除; 同時にインサートモードに移るので、編集して esc
ファイル内の移動: controlG で行番号を取得; G でファイルの最下行へ; gg でファイルの先頭へ; 行番号 G で指定した行へ
検索: / + 検索したい単語で下方向、? + 検索したい単語で上方向に検索; n で次のヒット、N で前のヒットへカーソルを移動
対応する括弧を検索: % でカーソル位置の括弧と対応する括弧へ移動
置換: :s/old/new/g でカーソル行の “old” を “new” に置換; :#,#s/old/new/g で置換開始行と終了行を指定; :%s/old/new/g でファイル全体にわたって置換; :%s/old/new/gc でファイル全体にわたって1つ1つ確認をとりながら置換
外部コマンドの実行: :! に続けてコマンドを実行できる。(e.x. :!pwd); Enter で終了
範囲選択: v でビジュアルモードに移行; カーソルキーを移動して範囲選択; shiftv は行選択モード、controlv は矩形選択モード
ファイル、標準出力の取り込み: :r ファイル名 でファイルの内容をカーソル位置に挿入; :r :!pwd などで、コマンドの標準出力を取り込むこともできる。
オープンコマンド: o でカーソル位置の下に行を挿入してインサートモードへ; O でカーソル位置の上に行を挿入してインサートモードへ
置換モード: R で置換モードへ; 文字を打つと元々あった文字は置き換えられる。; esc や controlC で脱出
コピー: v でビジュアルモードに移行して範囲選択 → y でコピー; p でペースト; yw で1単語コピー; yy で行まるごとコピー